管理職は地獄?日本の出世意欲の低さは世界トップクラス
本日もぽっぽblogへようこそ。
いきなりですが、
皆さんは出世意欲はありますか?
最近の調査によると日本人の出世意欲というのは薄れているというんです。
それは何故でしょうか。
今の自分と比べてみて下さい。
管理職は地獄
会社に勤めている方には役職があるのはご存知ですよね。
製造業などの工場では班長や職長、課長。
又は主任や係長、課長、次長など色々な役職が存在します。
これらは会社によって違うかもしれませんのでご了承下さい。
では、管理職とは何なのか。
役職がもつ意味とは何なのかを考えてみましょう。
会社における「役職」の意味とは、企業における責任と職権の範囲を明確にするための目印となるということです。
例えば「部長」は担当する部署内において職権と責任を保有しますが、「課長」は同じ部署内でも別の課に関する責任や職権は基本的に保有しません。
もし、部長や課長などの役職が不明瞭な場合だと、いざという時に誰の指示に従えば良いのか、誰が責任を負うのかが不明瞭になります。社外においても同様で、その担当範囲における相応の責任者を明らかにしないと問題が発生した時に対応に困ります。
このように、役職が上がれば上がるだけ責任を取らなければいけないことが増えてくるのです。
新入社員の管理職志向
管理職につくということは責任が増えると同時に給料も増えるのが普通ですよね。給料が増えればそれだけ豊かな暮らしを送ることが出来るので、多くの方が出世して管理職に就きたいと思うのが今までの方々です。
なんと、出世したくない若者が年々増えてきているんです。
あるデータで2010年、2013年、2016年と管理職になりたいかを調査した結果、
2010年→26%、2013年→16%、2016年→9.5%
データからも管理職に就きたい方が減ってきているのが分かります。
日本の出世意欲の低さ
どの国においても出世意欲が低下しいるのかというとそうではありません。
日本は海外と比較しても圧倒的に低いんです。
その結果がこちら、
管理職になりたいと答えたパーセンテージを表しています。
インド→86.2%、中国→74.2%、韓国→60.2%、日本→21.4%
この結果をみての通り、日本の出世意欲の低さがうかがえます。
なんでこんなにも日本の方は出世したくないと思っているのでしょうか。
なんと出世したくない人達が増加しているのには理由があるんです。
出世したくない症候群
出世すると色々と不便なことが起こるため、多くの方が出世したくない。管理職は負け組だというようになっているんです。
こういう出世したくない人達のことを出世したくない症候群といいます。
管理職に就きたくない理由としては以下の理由が挙げられます。
例えば、
・出世しなければ転勤拒否をすることができるが、管理職になってしまえば転勤を拒否しにくくなってしまう。
・管理職になってしまうと負う責任が増えるのでリストラ候補になってしまう。
・管理職になると責任は勿論だが、仕事量も増えるのでプライベートの時間が削られてしまう。
などなど。
このように責任を負いたくない。仕事よりもプライベート。というような考え方が主流になってきているので、わざわざ管理職という仕事量が多い役職に就く必要はないという方が多いのではないでしょうか。
最後に
私自身は出世してお金を稼ぎたい。少しでも豊かな暮らしがしたい。と思っていましたが、今回の記事で書かせてもらったように管理職という役職を持つことによりプライベートの時間が削られる思うとわざわざ努力して就かずとも、給料が低いのならキャリアアップを兼ねて転職するのもアリなのかと感じました。
これからの社会は企業が人を選ぶというよりも、人が企業を選ぶ時代ですのでそれに応じた生き方をしていく必要があるのかもしれません。
また、日本の多くの企業が出世したとしてもそれだけの給料UPが出来ていないのが原因の一つかもしれません。
これからもこのように出世意欲が低下し続けると日本企業の低迷に繋がるかもしれません。今後このような方が増えないように対策が打たれる日も遠くはないのではないでしょうか。その対策に乞うご期待です。
以上。
本日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
じゃあ、またね~。